此れこそ
これこそ
表現
標準
this (very thing)
文例 · 用例
小袖と言ふのは、此れこそ見よがしで、嘗て将軍家より拝領の、黄なる地の綾に、雲形を萌葱で織出し、白糸を以て葵の紋着。
— 泉鏡花 『妖魔の辻占』 青空文庫
此れこそゲリジム山、昔サマリヤ人のエルサレムに対抗して神を拝せし跡、今山頂の建物は回教徒遥拝所なり、と案内者は説明す。
— エルサレムよりナザレへ 『馬上三日の記』 青空文庫
此れこそ僕が多年頭に描いて居た理想の芸術だと信じて居る。
— 谷崎潤一郎 『金色の死』 青空文庫
これこそ、至難の事業であります。
— 太宰治 『政治家と家庭』 青空文庫
地平線と水平線とを別として、我が日本国において見らるべき、有らゆる斜線と曲線の中で、これこそ最大最高の線であろうと、いつも東海道を通行するたびに、汽車の窓から仰ぎ見て、そう思わないことはない。
— 小島烏水 『日本山岳景の特色』 青空文庫
これこそプロ文学を守る道(下) Nに、私は、この「遺言文学」を奨めたのである。
— 葉山嘉樹 『遺言文学』 青空文庫
お齒ぐろ溝の角より曲りて、いつも行くなる細道をたどれば、運わるう大黒やの前まで來し時、さつと吹く風大黒傘の上を抓みて、宙へ引あげるかと疑ふばかり烈しく吹けば、これは成らぬと力足を踏こたゆる途端、さのみに思はざりし前鼻緒のずる/\と※けて、傘よりもこれこそ一の大事に成りぬ。
— 樋口一葉 『たけくらべ』 青空文庫
お歯ぐろ溝の角より曲りて、いつも行くなる細道をたどれば、運わるう大黒やの前まで来し時、さつと吹く風大黒傘の上を抓みて、宙へ引あげるかと疑ふばかり烈しく吹けば、これは成らぬと力足を踏こたゆる途端、さのみに思はざりし前鼻緒のずるずると抜けて、傘よりもこれこそ一の大事に成りぬ。
— 樋口一葉 『たけくらべ』 青空文庫
作例 · 標準
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此れこそ(これこそ)が、長年の研究の成果です。
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