応外
おうがい
名詞
標準
文例 · 用例
警部の論理に従えば、そこがひろ子の腕のあるところだというわけさ」「どこがだ」「つまり一応外部にありと見せて、だんだん探つて行くとさだ子と伊達に嫌疑がかかるという寸法」「だつておかしいじやないか」「僕の論理に従えば、この点は実に君のロジックに賛成なんだよ。
— 浜尾四郎 『殺人鬼』 青空文庫
たゞそれを身にまとふと、角味はつや消しとなり、殊に単衣の場合には、中の丸身(肉)は一応外へ極く魅惑的に偲ばれて、所謂「隠すより顕はれる」具合の、一種刺戟を宿した一つの形ちとなる。
— 木村荘八 『浴衣』 青空文庫
「済まないが番頭さん、雨戸をすっかり締めて、昨夜泥棒が入った時と同じようにして貰えまいか」「ヘエヘエそれは、わけもないことで」 井筒屋の雨戸をすっかり締め切ると、平次は一応外へ出て縁側を一と廻りしました。
— たぬき囃子 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「濟まないが番顏さん、雨戸をすつかり締めて、昨夜泥棒が入つた時と同じやうにして貰へまいか」「へエ/\それは、わけもないことで」 井筒屋の雨戸をすつかり閉め切ると、平次は一應外へ出て縁側を一と廻りしました。
— たぬき囃子 『錢形平次捕物控』 青空文庫