忌々
忌々
名詞
標準
文例 · 用例
この忌々しい病気の為に、過去に僕は幾人かの友人を無くしてしまひ、愛する人を意外の敵に廻してしまつた。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
「歯に喰ひあてし」という言葉の響に、如何にも砂を噛むような味気なさと、忌々しさの口惜しい情感が現われている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
この忌々しい病気の為に、過去に僕は幾人かの友人を無くしてしまい、愛する人を意外の敵に回してしまった。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
すると間もなく、彼の全集が出ると聞いて、喜んだことは勿論ですが、却て忌々しい気もしました。
— 中原中也 『宮沢賢治全集刊行に際して』 青空文庫
「どれ、兎に角、帰ることにしようか、オイ、俺はもう帰るぜ」 私は、いつの間にか女の足下の方へ腰を、下していたことを忌々しく感じながら、立ち上った。
— 葉山嘉樹 『淫賣婦』 青空文庫
中津は、忌々しげに考えた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
メリケン兵は忌々しく憎かった。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
彼は、アメリカ兵が忌々しく、むず/\した。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫