楽隊
がくたい
名詞
標準
band
文例 · 用例
軽業の方は明るい上に楽隊は盛んに鳴らしてゐる、所で神明館の方は仄暗く、例の昔の映写機が、憂鬱な音を立てゝ廻つてゐた。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
パノラマ館には例によって人を呼ぶ楽隊の音面白そうなれば吾もまた例によって足を其方へ運ぶ。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
自分も陳列所前の砂道を横切って向いの杉林に這入るとパノラマ館の前でやっている楽隊が面白そうに聞えたからつい其方へ足が向いたが丁度その前まで行くと一切り済んだのであろうぴたりと止めてしまって楽手は煙草などふかしてじろ/\見物の顔を見ている。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
あの時の楽隊の騒がしい喇叭のはやしはまだ耳に残っている。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
ルーマニアの士官がネグロの楽隊に剣を腰から抜いて長靴を鳴らして見せました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
舞踊場で未来の墓誌銘に現代の道徳を刻んだ同志と、レムブルグ美容院の舞踊場の楽隊の奏でる哀悼歌に合唱して、米良は柩車のように螺旋をえがいて踊りながら、彼は絶えず東支那海の電信夫がもたらす秘密結社の女シイ・ファン・ユウの恋の便りを受取った。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
最も平和的なのでも楽隊入りの行列や、旗を立てた自動車や往来人の鼻の先にさしつけられる印刷物や、そういう種類のものがいつでも連想される。
— 寺田寅彦 『神田を散歩して』 青空文庫
店の飾りや、広告の楽隊や、旗印を押し立てた自動車やは、あれは最も罪のない宣伝方法に属する。
— 寺田寅彦 『神田を散歩して』 青空文庫
作例 · 標準
お祭りのパレードで、賑やかな楽隊が演奏しながら練り歩いた。
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昔の映画には、必ずと言っていいほど陽気な楽隊が登場した。
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子供の頃、町の楽隊の音を聞くのが楽しみだった。
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