はにかむ
はにかむ
動詞
標準
文例 · 用例
もうかなりの、五十歳を越したくらいの、頭の禿げた小柄なおじさんが、派手なパジャマを着て、へんな、はにかむような笑顔で私たちを迎えた。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
はにかむような微笑は魅力的だ。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
(はにかむような微笑)(あさ)(それに構わず)あれから何日になりますか。
— ―――三幕 『冬の花火』 青空文庫
幼い頃から世の辛酸を嘗めて来た人に特有の、磊落のやうに見えながらも、その笑顔には、どこか卑屈な気弱い影のある、あの、はにかむやうな笑顔でもつて、お傍の私たちにまでいちいち叮嚀にお辞儀をお返しなさるのでした。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
幼い頃から世の辛酸を嘗めて来た人に特有の、磊落のように見えながらも、その笑顔には、どこか卑屈な気弱い影のある、あの、はにかむような笑顔でもって、お傍の私たちにまでいちいち叮嚀にお辞儀をお返しなさるのでした。
— 太宰治 『鉄面皮』 青空文庫
それを更にまた四つに折り疊みながら、はにかむやうにして言つた。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
私の手を引かんばかり、はにかむような咄吃の口調で繰りかえし繰りかえし教えて呉れた。
— 太宰治 『狂言の神』 青空文庫
それそれ、そのはにかむような微笑、それが見込みのある芸術家特有の表情なんだ。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫