むんず
むんず
副詞-と
標準
strongly
文例 · 用例
そして床の上へやっと起きかえったかと思うと、寝床の上に丸くなって寝ている猫をむんずと掴まえた。
— 梶井基次郎 『のんきな患者』 青空文庫
蜘蛛はまるできちがひのやうに、枝のかげから駆け出してむんずとあぶに食ひついた。
— 宮沢賢治 『洞熊学校を卒業した三人』 青空文庫
蜘蛛はまるできちがいのように、葉のかげから飛び出してむんずと蚊に食いつきました。
— 宮沢賢治 『蜘蛛となめくじと狸』 青空文庫
」と云いながらかげろうの胴中にむんずと噛みつきました。
— 宮沢賢治 『蜘蛛となめくじと狸』 青空文庫
かの女は、なおも、こんな事を考えながら、丸の内××省前の銅像のまわりのマロニエの木をよく見定め度い気持で、外套の袖で、バスの窓硝子の曇りを拭っていると、車体はむんずと乗客を揺り上げながら、急角度に曲った。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
男は外国織物と思わるる稍堅い茵の上にむんずと坐った。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
ところで、王冠をかぶって、王しゃくをかまえて、にくらしい顔で、王さまのいすにじいさんの魔法つかいが、むんずと座をかまえていました。
— REJSEKAMMERATEN 『旅なかま』 青空文庫
それならば元々私も意見が一致するので、ちよつとでも膝を乗り出すと彼は、忽ち戦国時代の勇士が決死の誓ひを立てるかの如くに亢奮して、「よしや村人の一揆と戦つても、先づ君と僕とがこの提携の上に立つて同志を糾合しようぜ――」 と、胸を叩き相手の肩先をむんずと掴むのです。
— 牧野信一 『月あかり』 青空文庫
作例 · 標準
「むんず」と彼の腕を掴み、引き寄せた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は私の襟をむんずと掴んで、怒鳴りつけた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
子供は母親のスカートをむんずと掴んで離さなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash