虞美人草
ぐびじんそう異読 グビジンソウ
名詞
標準
common poppy (Papaver rhoeas)
文例 · 用例
三 虞美人草のつぼみははじめうつ向いている。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
そうしてその年以来他の草花は作るが虞美人草はそれきり作らないので、この無慈悲な花いじめを繰り返す機会に再会することができない。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
それはコスモスと虞美人草とそうして小桜草である。
— 寺田寅彦 『路傍の草』 青空文庫
少なくも虞美人草はこのへんの民家の庭にあまり見受けなかった。
— 寺田寅彦 『路傍の草』 青空文庫
「虞美人草」を書いていたころに、自分の研究をしている実験室を見せろと言われるので、一日学校へ案内して地下室の実験装置を見せて詳しい説明をした。
— 寺田寅彦 『夏目漱石先生の追憶』 青空文庫
(お爺さん虞美人草はないの、ぱっと散る。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
『虞美人草』の藤尾の性格は、我儘に育った我の強い所から来たのか、自意識の強いモダーンな所から来たのかと云うのですか。
— 夏目漱石 『予の描かんと欲する作品』 青空文庫
だから読者が『虞美人草』を読んで、此の作は斯う云う教訓を書くために、それに合せるように殊更に作家が筆を曲げて書いたのだと云うことを感じるなれば、私は其作に殊更故意に書き上げた作為の痕跡が見える丈け、それ丈け多くの作品としては失敗したものであると言わねばならぬ。
— 夏目漱石 『予の描かんと欲する作品』 青空文庫
作例 · 標準
春の野には、色とりどりの虞美人草が咲き乱れていた。
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虞美人草の花言葉は「慰め」だと言われている。
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彼女は庭に虞美人草の種を蒔き、開花を楽しみに待っていた。
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ウィキペディア
『虞美人草』(ぐびじんそう、虞美人艸)は、夏目漱石の小説。1907年6月23日から10月29日まで朝日新聞上に連載された。
出典: 虞美人草 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0