来人
らいと
名詞
標準
文例 · 用例
従来人々に誤解され、時に難解視された僕の詩論も、これによって始めて常識に入り易く、何人にも容易に理解されるであろう。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
) 元来人間の会話というものは、動物に比して甚だ不完全なものである。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
由来人類史は「背に腹は換へられぬ」歴史で、取残された「消費」を回想させるのは芸術である。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
最も平和的なのでも楽隊入りの行列や、旗を立てた自動車や往来人の鼻の先にさしつけられる印刷物や、そういう種類のものがいつでも連想される。
— 寺田寅彦 『神田を散歩して』 青空文庫
なかなか風来人が門外から窺い見てその概要を知る事も容易ではない。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
これを錬え直して造った新しい鋭利なメスで、数千年来人間の脳の中にへばり付いていたいわゆる常識的な時空の観念を悉皆削り取った。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
「元来人類の眼はかなり遠距離の物体を見るように進化して出来ているものであるが、近年のように書籍や新聞雑誌などが無闇に沢山になっては一通りでも眼を通すのはなかなか大抵の事でない。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
それでその形状なども充分に研究されていた訳であるが、この頃仏国のある高山の天文台で観測していたら従来人の知っている輪の外側にもう一つボンヤリした輪のある事を発見した。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫