遊客
ゆうかく
名詞
標準
sightseer
文例 · 用例
魯八の諜報に依ると、雲水僧は登楼して以来、普通の遊客と少しも違わぬコースを取った。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
酒と白粉と女と遊客――そんな家の雰囲気からのがれる為であった。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
遊客の慰みに釣りをすることも出来るようになっている。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
遊客も芸者の顔を見れば三弦を弾き歌を唄わせ、お酌には扇子を取って立って舞わせる、むやみに多く歌舞を提供させるのが好いと思っているような人は、まだまるで遊びを知らないのと同じく、魚にばかりこだわっているのは、いわゆる二才客です。
— 幸田露伴 『幻談』 青空文庫
船宿の女将が船の舳に手を添えて何の力草にはならなくとも、「いってらっしゃいまし」と押し出す所作のあるのは、旧幕の頃、この辺から猪牙で山谷堀や深川へ遊客が通った時分の名残りの風習だということです。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
忘八の亭主、待合の女房といえども、己遊客となってこれが敬礼を受ける場合でなく、一個人としてここに訪い寄れば会釈をしなければならない数で。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
またいわく小屋に小馬を入れ戸を闔して内に横を抜き嘶くと、近所の驢が来て鼻で懸金を揚げ小馬と二匹伴れて遊びに往った体、まるで花魁と遊客の懸落のようだったと。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
遊客歸りつくして、一鳥鳴かず。
— 大町桂月 『妙義山の五日』 青空文庫
作例 · 標準
春の京都には、多くの遊客が訪れ、賑わいを見せる。
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遊客たちは、地元の美味しい料理を堪能していた。
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この公園は、四季折々の花が咲き、多くの遊客を楽しませている。
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