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燗徳利

かんどくり
名詞
1
標準
bottle used for warming sake
文例 · 用例
』女房はしかるように言って、燗徳利をちょっと取って見て、『まだあるくせに。
国木田独歩 郊外 青空文庫
ところへ細君は小形の出雲焼の燗徳利を持って来た。
幸田露伴 太郎坊 青空文庫
片口は無いと見えて山形に五の字の描かれた一升徳利は火鉢の横に侍坐せしめられ、駕籠屋の腕と云っては時代|違いの見立となれど、文身の様に雲竜などの模様がつぶつぶで記された型絵の燗徳利は女の左の手に、いずれ内部は磁器ぐすりのかかっていようという薄鍋が脆げな鉄線耳を右の手につままれて出で来る。
幸田露伴 貧乏 青空文庫
女が鉄瓶を小さい方の五徳へ移せば男は酒を燗徳利に移す、女が鉄瓶の蓋を取る、ぐいと雲竜を沈ませる、危く鉄瓶の口へ顔を出した湯が跳り出しもし得ず引退んだり出たりしている間に鍋は火にかけられる。
幸田露伴 貧乏 青空文庫
そのつもりで、――千破矢の雨滴という用意は無い――水の手の燗徳利も宵からは傾けず。
泉鏡花 第二菎蒻本 青空文庫
盃は円筒形にて、燗徳利四つ五つも併せたる大さなるに、弓なりのとり手つけて、金蓋を蝶番に作りて覆ひたり。
森鴎外 うたかたの記 青空文庫
そして小さな燗徳利を持つて戸外へ出てゆく。
若山牧水 岬の端 青空文庫
三千代は燗徳利を持つて次の間へ立つた。
夏目漱石 それから 青空文庫
作例 · 標準
冷えた冬の夜、囲炉裏端で燗徳利から注がれる熱燗は格別だ。
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彼は古い骨董市で美しい絵柄の入った燗徳利を見つけた。
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母は父のために、いつも決まった時間に燗徳利を火にかける。
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