動じる
どうじる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to be perturbed
文例 · 用例
しかし、文士の亭主はどういうものか妻の不貞に関して少しも動じる色がなかった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
だがなか/\そんなことで動じるやうな婆さんぢやなくほゝゝゝゝといきなり甲高い声をあげて、ぢろり眼鏡の中からこつちを見据ゑながら、さういふ方達とお附合ひがおありになりまして?
— 高田保 『貸家を探す話』 青空文庫
ふだんそれを用いているのですか」 こうひやかしても悠々と動じる色もなく、うなずいて、「先祖代々の商売だから小さい時から仕込まれてね。
— 坂口安吾 『桂馬の幻想』 青空文庫
げ、源三郎、迷惑しごくに存ずる」 角ばった口上――しかも、この場合母上という呼びかけは、熱湯に水を注ぐよう、まことにお座のさめた言葉ですが、お蓮様は動じるけしきもなく、「わたしの言うことをきけば、いいことばかりですよ、源さま」「ハテ、いいことばかりとは?
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
しかし信念の仕事であったから、それらの批評に動じる事はなかったが、どんな仕事でも開拓的なものに風当りは強い。
— 柳宗悦 『民藝四十年』 青空文庫
あの絶望させられてしまったかたたちがみずから自分の身を守ろうとし始め、普通の人間たちには考えられないような自制のあとでついにベルに手をかけ、ほかの手段ではどうしても動じることのないKを追い払うために助けを呼ぶなどということは、それこそこれまでに起ったことがないようなことだ!
— DAS SCHLOSS 『城』 青空文庫
それに引き換え、畏れ動じることもなく並々ならぬあの振る舞い、それが災いの種を蒔いてしまうとは、神ならぬ人にいかに知りえたであろうか。
— 藤野古白 『人柱築島由来』 青空文庫
西アフリカへ行った2百人余りの西洋人の中で、唯一生き残って帰って来た男には、こんな些細な夫婦喧嘩などで動じるものじゃない。
— TREGARTHEN'S WIFE 『トリガーセンの妻』 青空文庫
作例 · 標準
どんな困難な状況でも、彼は決して動じなかった。
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予期せぬトラブルにも、彼女は冷静に、少しも動じることなく対処した。
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その知らせを聞いても、彼はまったく動じる様子を見せなかった。
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