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問題作

もんだいさく
名詞
1
標準
controversial work (art, literature, etc.)
文例 · 用例
『山の夜』は問題作であるのに拘はらず、案外世間では慌たゞしく、この作品を見遁したといふ感がある、批評家が、一つの予見性を認めるとすれば、氏の『山の夜』から引きだされる将来の仕事は充分予見できるのである。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
また人に依つては神泉氏が一作毎に人の意表に出ようとしてゐる――と評されてゐるがこれも当つてゐない、それらのものを全然考慮の外に置いて、神泉氏は何時の場合にも問題作を描いてゐるだけなのである。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
旺玄社評では、上野山、岩井の二作家を二人の問題作家として採りあげたから、こゝでは余り顔ぶれを挙げない。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
△浦久保義信氏――絵の出来不出来を論ずるより、この絵とこの作者の運命的なものがどう変つてゆくか興味がある(これは美術評ではない)さほどに問題作であるといふ意味で宿命的な価値がある。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
舟橋聖一氏の作品「ダイヴィング」芹沢光治良氏「塩壺」等、いずれも能動精神を作品において具体化しようと試みられて、当時問題作とされたものであり、三田文学に連載中であった石坂洋次郎氏の「若い人」もやはりその作品のもつ行動性という点で、(行動の方向は評価に際しぬきにされて)注目をひいたのであった。
宮本百合子 今日の文学の展望 青空文庫
他人にわからない文壇生棲間のもつれでもあってのことだろうが、この全く非文学的なセンセーションは作者が希望するしないにかかわらず「絶壁」を問題作とする一助となり、モデルであると名のり出た人々を脚燈の前に立たせた。
宮本百合子 五〇年代の文学とそこにある問題 青空文庫
そのうちの多くは、世評の高かつた問題作の作者である。
岸田國士 二つの戯曲時代 青空文庫
田中千禾夫君の「雲の涯」を問題作として、十分に注意してくれたこともうれしかつた。
岸田國士 感想 青空文庫
作例 · 標準
その映画は、あまりに過激な描写が含まれていたため、公開直後から大きな議論を呼ぶ問題作となった。
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新進気鋭の作家によるその小説は、現代宗教のタブーに触れた問題作として文壇を賑わせている。
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賛否両論を巻き起こしたその問題作は、社会の隠された闇を白日の下にさらした。
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