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苅賀

苅賀
名詞
1
標準
文例 · 用例
四、苅賀由平二  鉄炮足軽組頭 某年某月某日。
山本周五郎 百足ちがい 青空文庫
第四に苅賀由平二である、これは人を教誨するだけあって、いまだに健在であり、鉄炮足軽の組頭から支配にぬかれていた。
山本周五郎 百足ちがい 青空文庫
「――これなら用心することはあるまい」 そして又四郎は苅賀を訪問した。
山本周五郎 百足ちがい 青空文庫
苅賀の家は組屋敷の中にあり、支配役のことで、厩や長屋や三棟の土蔵などを擁して、なかなか堂々たる構えであった。
山本周五郎 百足ちがい 青空文庫
あの蝗を使った教誨の件を、……苅賀はすぐ思いだしたらしい、だが相変らず反りかえって、こちらを睨んで、指の先で鼻下髭の端を捻った。
山本周五郎 百足ちがい 青空文庫
「このおれを相手に、この苅賀由平二を相手にか、わっはっは、盲人蛇に怯じず、藪を突ついて蛇、毛を吹いて傷を求め、飛んで火に入る夏の虫か、蟷螂の竜車に向う斧、いやはや、いやはや、おかしくって臍が茶を沸かすぞ」 大略このように嘲弄したうえ、日は明後日、時刻は朝五時、場所は水車場の河原ということに定めた。
山本周五郎 百足ちがい 青空文庫
……苅賀へいった日の夜になって、彼は唐川運蔵を訪ねた。
山本周五郎 百足ちがい 青空文庫
明後日は苅賀と果し合がある、明日は城でどんな用ができるかもわからない、こう思って、彼はその夜でかけていったのである。
山本周五郎 百足ちがい 青空文庫