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彼方

かなた異読 あなた
代名詞頻度ランク #11807 · 青空 4730
1
標準
beyond
文例 · 用例
机の上には当時まだ珍品であつたペン軸型の万年筆や硯箱の彼方には、硝子の中に昆虫の這入つた文鎮が置いてある。
中原中也 引越し 青空文庫
こつちはイライラするけれど、彼方は親切に何やかと訊ねなさるから、牧代(姉娘)はどうしたか、生れた子供は丈夫かと訊ねなさつて……」とニコニコしながら呼吸をつきながら、仰向き勝なその顔の、アザヤかな色の唇がさういふのである。
中原中也 引越し 青空文庫
「今な奥さん、坊ちやが隣り下駄屋から――あれ何言ふか、野球手袋な、あれお主婦さに出して貰ふ彼方駆けたで。
中原中也 耕二のこと 青空文庫
「来週の何曜日に来るのです」「アハヽヽヽヽヽヽ」「あゝあたし彼方から廻る電車に乗りたかつたのに……」 彼が行かうとした停留場の間際まで来てS子はジラ半分にさう言つた。
中原中也 分らないもの 青空文庫
無限に遠き空の彼方續ける鐵路の柵の背後に一つの寂しき影は漂ふ。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
飛ぶがごとく駈け寄った要太の一と捻りに、この小さな生命はもう超四次元の世界の彼方に消えてしまったのであった。
寺田寅彦 鴫突き 青空文庫
嵐のやうな心の歴史は終焉つてしまつたもののやうにそこから繰れる一つの緒もないもののやうに燃ゆる日の彼方に睡る。
中原中也 山羊の歌 青空文庫
その地平線の彼方には活動していた日の目立った出来事の峰々が透明な空気を通して手に取るように見えた。
寺田寅彦 厄年と etc. 青空文庫
作例 · 標準
水平線の彼方には、まだ見ぬ大陸が広がっているだろう。
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遠い彼方の故郷を思い、彼は静かに涙を流した。
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彼の視線は、人々の想像を絶する彼方を見据えていた。
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あの丘の彼方には、きっと美しい花畑が広がっているはずだ。
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彼方(かなた) — 幻辞.com