立ち塞ぐ
たちふさぐ
動詞
標準
文例 · 用例
」 と、鋭く、しかしびっくりしたような声が、立ちふさぐ侍の口から洩れた。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
モミヂの二階では、まだ闘志を感じてゐるだけで怖れずに済んでゐるが、四局を失つたあとの五局目では、ノッピキならぬ恐怖の対象となつて彼の前を立ちふさぐに相違ない。
— 坂口安吾 『勝負師』 青空文庫
すべてを明日に未来にかけ今日立ちふさぐ我ら日本の女我らの目はあつく燃える正義と愛と憎しみとに波打つその立派なたくましい彼女らの整列の上に
— 中野鈴子 『スペインの女』 青空文庫
ぞろぞろ崖を這って尾いて来るし、気にしまいとして、歩み出せば、前にも同類らしい者が、腕ぐみしたり、竹杖をついたり、遠巻きに立ちふさぐ形をとる。
— 水の巻 『宮本武蔵』 青空文庫