菜料
さいりょう
名詞
標準
文例 · 用例
かうした暗い光線はどこからくるのかあるいは理髮師や裁縫師の軒に artist の招牌をかけ野菜料理や木造旅館の貧しい出窓が傾いて居る。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
別に何の奇もない平凡な木造建築であつて、ホテルと言つてもごく簡便な物であるが、それがどことなく西洋の野菜料理店といつた感じがする。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
そういう目的ならば、ざらにある安い職業的料理書を見て、完全なる総菜料理を捜したほうがいいのである。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
仏蘭西扉の傍には、何のつもりか舶来の酒の壜や前菜料理の材料なぞと一緒に大きくふくらましたゴム風船の沢山浮んでいる見世飾があって、それらの透き間から垣間見ている者もいた。
— 渡辺温 『少女』 青空文庫
「野菜料理は日本が世界一である。
— 内田魯庵 『鴎外博士の追憶』 青空文庫
欧羅巴の野菜料理てのは鶯のスリ餌のようなものばかりだから、「ヴェジテラニヤン・クラブ」へ出入する奴は皆|青瓢箪のような面をしている。
— 内田魯庵 『鴎外博士の追憶』 青空文庫
日本の野菜料理が衛養に富んでるのは何よりこれが第一の証拠だ、」というのが鴎外の持論であった。
— 内田魯庵 『鴎外博士の追憶』 青空文庫
ツウルの野菜料理と云へば土地の人が酒の味と共に誇る所だ相である。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫