びたびた
びたびた
名詞-の形容詞形容動詞副詞動詞-サ変
標準
drenched
文例 · 用例
正面の肋のあたりを、庖丁の背でびたびたと叩いて、「世間ではですわ、めっとせいはあるが、膃肭臍は無い、と云うたりするものがあるですが、めっとせいにも膃肭臍にも、ほんとのもんは少いですが。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
」 伝九郎は揉手でびたびたお辞儀する。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
厭やらしい景物雨のふる間眺めは白ぼけて建物 建物 びたびたにぬれさみしい荒廢した田舍をみるそこに感情をくさらしてかれらは馬のやうにくらしてゐた。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
私は貧乏を見たのですこのびたびたする雨氣の中にずつくり濡れたる 孤獨の 非常に厭やらしいものを見たのです。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
厭やらしい景物雨のふる間眺めは白ぼけて建物 建物 びたびたにぬれさみしい荒廢した田舍をみる。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
箕輪と山の手と懸け離れていては、そうたびたびたずねて行く訳にはいかない。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
」 裾をからげて湯殿へ這入つたおくみは、後に立つてゐられる洗吉さんに言ひながら、さつき折角洗つた洗濯物を取り入れたのが、じつとり濡れたまゝで竿にかゝつてゐるのを片寄せて、そこの板の間の真ん中へ雨が漏るのへ、バケツを受けておいて、まはりがとばしりでびたびたになつてゐるのを雑巾で拭いた。
— 鈴木三重吉 『桑の実』 青空文庫
」「…………」「さて、叔父さんは雑誌社へ寄って、叔母さんの務め先に電話を掛けてやるから、叔父さんが出て来るまで、外で待ってるンだよ」 有楽町で降りて、銀座裏の雑誌社まで歩くと、啓吉のズックの運動靴は、水でびたびたして来た。
— 林芙美子 『泣虫小僧』 青空文庫
作例 · 標準
予報にない激しい夕立に遭い、家に着く頃には服も靴もびたびたに濡れて、床に水たまりができるほどだった。
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洗面台の蛇口を閉め忘れて水が溢れ出し、脱衣所のマットがびたびたになってしまったので、急いで雑巾で拭き取った。
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洗濯機から取り出したばかりの、まだ水滴がびたびたと滴るシャツを、強い日差しが照りつけるベランダに干した。
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標準
romantically
作例 · 標準
若いカップルが人目も憚らず、びたびたと寄り添って歩いている様子は、見ているこちらが少し恥ずかしくなるほどだ。
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彼は彼女にびたびたと甘えて、一歩も離れようとしない。まるで片時も離れたくないという熱愛ぶりが伝わってくる。
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二人はいつ見てもびたびたと密着しており、周囲からは「本当に仲が良いね」と冷やかされている。
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