猫じゃらし
ねこじゃらし異読 ネコジャラシ
名詞
標準
green foxtail (Setaria viridis)
文例 · 用例
真向うは空地だし、町中は原のなごりをそのまま、窪地のあちこちには、草生がむらむらと、尾花は見えぬが、猫じゃらしが、小糠虫を、穂でじゃれて、逃水ならぬ日脚の流が暖く淀んでいる。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
みそ萩、露草、猫じゃらし、そういった雑草がわたくしの立つ道端から樋の水を覆って乱れ伏しています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
その男はこの寒空に、着流しの着物をしどけなく開いて、猫じゃらしの帯が、いまにもずり落ちそうに見えた。
— 蘭郁二郎 『自殺』 青空文庫
これも後には、白か紫の唐縮緬になり、哀れなほど腰の弱い安|縮緬や、羽二重絞りの猫じゃらしになったが、どんな本絞りの鹿の子でも、ぐいと締る下町ッ子とは、何処か肌合が違っている。
— 長谷川時雨 『田沢稲船』 青空文庫
」 小さな声できくと、「私、思う通りに出来ないんだもの」 おけいちゃんは斯う云ってフンワリ丸味のあるかおに高島田に結って、紫の着物に赤い帯を猫じゃらしにむすんだ人形をポンとひざの上になげ出した。
— 宮本百合子 『芽生』 青空文庫
うしお染の横きりの細形の体にはたまらなく似合うのを着てまっかな帯をダラリと猫じゃらしに結んでチャンと御化粧がしてあった。
— 宮本百合子 『ひな勇はん』 青空文庫
腰は汚れた白縮緬を二重に周して、長過ぎる端を、だらりと、猫じゃらしに、右の袂の下で結んでいる。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
少女の給仕が、振分け髪の先っぽに、猫じゃらしのように結んだ赤いリボンをゆらゆらふりながら、戸口近い彼女の席の方へ帰って行くのを見送っていた田鍋課長は、突然|竹法螺のような声を放って、誰にいうともなく、「あーア、昨夜から、何か変ったことはなかったかア」 と、顔を正面に切っていった。
— 海野十三 『鞄らしくない鞄』 青空文庫
作例 · 標準
夏になると、道端に猫じゃらしが生い茂る。
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子供の頃、猫じゃらしを摘んで友達と投げ合って遊んだものだ。
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畑の周りに生えた猫じゃらしを抜くのが、夏の日の日課だった。
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標準
cat teaser (cat toy)
作例 · 標準
新しい猫じゃらしを買ってあげたら、うちの猫が大喜びで飛びついた。
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猫じゃらしを振ると、猫が興奮して追いかける姿が可愛らしい。
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段ボールで作った手作りの猫じゃらしでも、猫は楽しそうに遊ぶ。
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