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朱印船

しゅいんせん
名詞
1
標準
red seal ship
文例 · 用例
去る程に此寺の住持なりし彼の和尚は、もと高野山より出でたる真言の祈祷師にて御朱印船に乗りて呂宋に渡り、彼地にて切支丹の秘法を学び、日本に帰りて此の廃寺を起し、自ら住持となりし万豪|阿闍梨と申す者に侍り。
夢野久作 白くれない 青空文庫
同氏の「南海譚」(文芸)を、作者のそのような歴史小説への意図をふくんで読み、三百年の昔朱印船にのって安南へ漕ぎ出した角屋七郎兵衛の生涯が「角屋七郎兵衛よ、お前が」と語り出されている作者の情感の意味も肯けた。
宮本百合子 今日の文学の諸相 青空文庫
当時の御朱印船に乗り、ひんぱんに往来して、日本に、紫檀や、黒檀や、伽羅、肉桂なぞを送つてゐたものだが、その後、日本の鎖国の為に、帰国出来なくなつた日本人が、此の地に同化した様子で、墓碑の表なぞに、太郎兵衛田中之墓などと刻んであるのがあつた。
林芙美子 浮雲 青空文庫
即ち博多の大富豪島井宗室の大参謀となり、朝鮮、呂宋、暹羅、安南に、御朱印船の長として、貿易事業を進めたのである。
国枝史郎 赤格子九郎右衛門 青空文庫
しかし御朱印船宗室丸は、コマ皇子の駒太郎や、頭領赤格子九郎右衛門や、五十余名の水夫を載せて、船脚軽く堂々と柬埔寨国へ進んだのであった。
国枝史郎 赤格子九郎右衛門 青空文庫
一つには、彼の棲む博多の町に、宗室、宗湛、宗九などといふ朱印船貿易の気宇遠大な豪商がゐて茶の湯の友であつたからで、茶の湯を通じて豪商達と結ぶことが必要だつたせゐもある。
坂口安吾 黒田如水 青空文庫
一つには彼の棲む博多の町に、宗室、宗湛、宗九などといふ朱印船貿易の気宇遠大な豪商がゐて茶の湯の友であつたからで、茶の湯を通じて豪商達と結ぶことが必要だつたせゐもある。
坂口安吾 二流の人 青空文庫
武蔵の国の住人が長崎の町人になつて御朱印船を乗り廻したり、台湾であばれたり、あれだけすばらしい働きをしてもう一度うまれ故郷(?
片山廣子 浜田山の話 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代初期には朱印船貿易が盛んに行われた。
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朱印船は、日本の商人が海外へ渡る際に使用した。
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東南アジアの港で朱印船が交易を行った。
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