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煩瑣

はんさ
形容動詞名詞
1
標準
vexatious
文例 · 用例
贅沢な暮しをするほど、生活が煩瑣に複雑化して来て、仕事に専念することができなくなるからである。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
やはり、いままでの思想体系の説明と同じように、煩瑣をいとわず逐条説明とするか。
太宰治 多頭蛇哲学 青空文庫
それを伝へる為には、原詩の個々の言葉を解きほごして、煩瑣な註解をつけ加へる外はなく、結局やはり、訳者自身の創作として翻案する以外に手段はないのだ。
萩原朔太郎 詩の翻訳について 青空文庫
昔の小学校の先生などとちがってあまりに立派な教育者としての素養があり過ぎるために、またその上に文部省の監督があまりに行き届き過ぎるために教場における授業が窮屈で煩瑣な鋳型にはいってしまって、その結果は自由に広大であるべきものを極端に制限してしまっているのではないかという疑いがある。
寺田寅彦 さるかに合戦と桃太郎 青空文庫
それで一見いわゆるはなはだしく末梢的な知識の煩瑣な解説でも、その書き方とまたそれを読む人の読み方によっては、その末梢的問題を包含する科学の大部門の概観が読者の眼界の地平線上におぼろげにでもわき上がることは可能でありまたしばしば実現する事実である。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
それは、余り世間の荒い波風に当らなかったか弱い、あるいは生一本な処女が、家庭を持ってその主婦となり、周囲の煩瑣な事件や境遇にひどくいたぶられた時、それに呼応して起った心内の愛欲苦悶が素直にはけ口を得ずして鬱屈し、これに加えて肉体的の過労や病気がますますヒステリーを引き起す助縁となります。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
これに賛せざる諸君よ、諸君は尚かの中世の煩瑣哲学の残骸を以てこの明るく楽しく流動|止まざる一千九百二十年代の人心に臨まんとするのであるか。
宮沢賢治 ビジテリアン大祭 青空文庫
かの定律詩の詩學で定められた韻律の種種なる方則、即ち平仄律、語格律、語數律、反覆律、同韻重疊律、押韻頭脚律、押韻尾脚律、行數比聯律、重聯對比律等の煩瑣なる押韻方程式も、畢竟「拍子の樣樣なる樣式」即ち音韻や詩形の周期的な反覆運動を原則としたる者に外ならぬ。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
作例 · 標準
役所の手続きは煩瑣で、いつも時間がかかってしまう。
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彼の話は、あまりにも煩瑣で要点が掴めなかった。
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煩瑣な人間関係に疲れて、彼女は一人旅に出た。
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