鳴鏑
なりかぶら
名詞
標準
文例 · 用例
その時鼠が鳴鏑を持ち来りて奉ったとある。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
」「応」と云うと日置正次は、調度掛にかけてある陽の弓、七尺五寸、叢重籐、その真中をムズと握り、白磨箆鳴鏑の箭を掴むと、襖をあけて縁へ出た。
— 国枝史郎 『弓道中祖伝』 青空文庫
その道具として鳴鏑を用いた。
— 国枝史郎 『沙漠の美姫』 青空文庫
『俺が鳴鏑を射込んだら、一人残らずそいつを射ろ。
— 国枝史郎 『沙漠の美姫』 青空文庫
射ない者があったら叩っ切る』――で、或時猟に行った、そうしてヒューッ鳴鏑を射込んだ。
— 国枝史郎 『沙漠の美姫』 青空文庫
『もうよかろう』と冒頓は思って、或時猟へ行った時に、父の頭曼単于の冠を、鳴鏑を以て貫いた。
— 国枝史郎 『沙漠の美姫』 青空文庫
鳴鏑射を大野の中に求めし時に、野を焼かれしは、第三難なり。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
ただちに、鳴鏑の遠矢を射、対岸から使い舟を呼んで、それをどこかへ持たせてやったのだ。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫