焼け残る
やけのこる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to escape being burned (esp. of a building or the items in it)
文例 · 用例
でも、僕は、その秘密を、絶対秘密のまま、とうとうこの世で誰にも打ち明けず、胸の奥に蔵して死んだならば、僕のからだが火葬にされても、胸の裏だけが生臭く焼け残るような気がして、不安でたまらないので、姉さんにだけ、遠まわしに、ぼんやり、フィクションみたいにして教えて置きます。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
しかし、たとえ焼夷弾が燃出したとしても、そこから少し離れた所にあるものは、焼け残るはずだし、ことに、骨が一本残らず燃えてしまって、灰も残っていないというのは、ちと変だね」 課長は、小首をかしげた。
— 海野十三 『火星兵団』 青空文庫
その辺は正気だね――付火道具というものは、不思議に大抵は焼け残るものだ。
— 酒屋火事 『銭形平次捕物控』 青空文庫
谷中へ行って何か詰めて来るがいい」 平次は焼け残る壇の上から動こうともしません。
— 火遁の術 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
大火事で街が飲み込まれたが、この古い土蔵だけは奇跡的に焼け残った。
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空襲で家は全て壊れたが、庭の柿の木だけが黒焦げになりながらも焼け残った。
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焼け残った家財道具の中から、亡き母の形見の指輪を見つけ出した。
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