恐がり
こわがり
名詞
標準
coward
文例 · 用例
最初ただびつくりし、恐がりながら、ほんのちよつとばかり途方に暮れてゐるとき、彼等を救つてやるものは一人もゐないのです。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『巴里の手紙』 青空文庫
太う恐がりましてこちらへよう伺えぬと申しますので、手前|駈出して参じましたが、いえ、もし全くこちら様へは誰方もおいでなさりませぬか。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
その水底には竜が棲む、そこへ通うと云いまして――毒があると可恐がります。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
もうこれからどんなことをされても恐がりませんから、どうぞ当り前の人間にして下さい。
— 夢野久作 『豚吉とヒョロ子』 青空文庫
もっとも鐘馗様がお笑い遊ばしちゃあ、鬼が恐がりはいたしますまい、私どもが申せば活如来、新聞屋さんがおっしゃればその予言者、活如来様や予言者殿の、その鼻ッつきがああだとあっては、根ッから難有味がございませんもの、売ものに咲いた花でございましょう。
— 泉鏡花 『政談十二社』 青空文庫
夏秋ならば放牧の牛が一ぱいで、お嬢さんは恐がりなさるだろうと宿の主が言う峡に囲まれた平な原をしばらく歩いて行きますと、小沼に着きました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
根が恐がりやの癖に、恐いもの好きな都会娘のわたくしは、尚いつまでも物凄い氷湖にじっと眺め入ります。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
「ほんとに恐がりね」 主翁も女房のかついでいたことに気が注いた。
— 田中貢太郎 『黄燈』 青空文庫
作例 · 標準
彼は本当は臆病者で、「恐がり」な性格が隠しきれていない。
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「恐がり」な彼は、暗闇や大きな音を極度に怖がる。
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「恐がり」だからといって、彼が役立たずだとは限らない。
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