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後行

こうこう
名詞
1
標準
文例 · 用例
橋の詰に、――丹後行、舞鶴行――住の江丸、濱鶴丸と大看板を上げたのは舟宿である。
泉鏡花 城崎を憶ふ 青空文庫
後行、舞鶴行――立つて見たばかりでも、退屈の餘りに新聞の裏を返して、バンクバー、シヤトル行を睨むが如き、情のない、他人らしいものではない。
泉鏡花 城崎を憶ふ 青空文庫
実験を早く切り上げて午後行一は貸家を捜した。
梶井基次郎 雪後 青空文庫
事件発生後行方を韜ませていたバタ屋である。
織田作之助 世相 青空文庫
及び軍鶏も、その柳屋の母娘も、その後行方の知れない事とは、同時に焼けた、大屋の隠居、酒屋の亭主などは、まだ一ツ話にするが、その人々の家も、新築を知らぬ孫が出来て、二度目の扁額が早や古びを持って来たから、さてもしばらくになった。
泉鏡花 式部小路 青空文庫
鼾声雷の如く     酔臥して後行衛を晦ます正木博士は総長室を出ると無責任にも死傷せる患者を医員連の看護に一任したまま帰途に就いた模様であるが、その途中どこかで飲酒泥酔したらしく、その夕方、福岡市|湊町の下宿に帰って二三時間のあいだ雷の如き鼾声を放って熟睡していた。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
後軍治と改めその後行度と改む。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
けれども、こんにち私たち日本の人民にとって、世界ファシズムに反対して平和をまもり日本の人民としての生活と文化の民主的な独立を打ちたててゆく努力が、どんなに切実な課題であるかということについて、今日午後行われた討論にふれ、只今中野重治の行った報告にもそって一言のべたいと思います。
――新日本文学会第四回大会最終日に―― 討論に即しての感想 青空文庫