棋家
棋家
名詞
標準
文例 · 用例
棊有つてより以来、言を立て道を論ずる、これに過ぐる者有る無し、目して棋家の孫子と為すも、誰か敢て当らずとせんや。
— 幸田露伴 『囲碁雑考』 青空文庫
此皆棋家の幽微、知らざる可からざる也。
— 幸田露伴 『囲碁雑考』 青空文庫
此人は将棋家元大橋家の最後の人たる大橋|宗金から、初段の免状を貰つてゐると云ふ珍らしい人だつた。
— 菊池寛 『将棋』 青空文庫
ほかの参観人は将棋の専門家、又は、好棋家で、棋譜をたのしむ人たちであるから、控室で指手を研究して愉んでゐるが、私は将棋はヘタクソだから、さうは、いかない。
— 坂口安吾 『勝負師』 青空文庫
時事新報の将棋欄の解説者が、木村名人を評して、彼は何でも出来る人物だから、参議院議員となったらよかろう、と云っていたが、まことにバカげたことで、将棋家は将棋を一生の業とすべく、軍人が政治に口をだしたりすると国が亡びる。
— 坂口安吾 『戦後新人論』 青空文庫
政治は本来の政治専門家がやるべきこと、将棋家に政治をやられては、こまるのである。
— 坂口安吾 『戦後新人論』 青空文庫
あつは……」 木堂は、政界に於ける有名な棋家であつたのは誰も知つてゐる。
— 佐藤垢石 『呉清源』 青空文庫
夕方、長箭や温井里や元山津の愛棋家が三、四十人集まって、我々の歓迎会を開いてくれた。
— 佐藤垢石 『淡紫裳』 青空文庫