和ぐ
なぐ
動詞-五段-ガ行動詞-自動詞頻度ランク #26580 · 青空 167 例
標準
to become calm (of one's mind, feelings, etc.)
文例 · 用例
眞晝の燒けつくやうな暑さが和ぐ頃だつた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
私の思いますには、彼等の心の和ぐように折角恩を被せて、ねえ貴嬢。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」 と肺肝を絞る熱涙滴然、もって人類の石心を和ぐべく鉄腸を溶解すべし。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
故に懲治を受けたる者は饑饉においても救われ、戦に出でても死せず、他の獣にも襲わるる事なく、天地万有と相和ぐに至り、衣食住において欠くる所なく、子孫相つづいてこの世に栄え、長寿の幸福を享受するに至ると、これエリパズの語る所である。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
それでも、貴方様のお名前を有仰つてお尋ね……」「ああ、何でも可いから早く断つて」「さやうでございますか、それではお断り申しませうかね」(五)の二 婆は鴫沢の前にその趣を述べて、投棄てられし名刺を返さんとすれば、手を後様に束ねたるままに受取らで、強ひて面を和ぐるも苦しげに見えぬ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
その罪から自分が容易に追はれたとて先生の感情だつてあれ以上に和ぐものではあるまい。
— 牧野信一 『悦べる木の葉』 青空文庫
兄と妹 兄冬の日背をあたたむる南の窓のたたずまひ、胸|和ぐる心地すに、暫しきたまへ妹よ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
ただ妹の幸子の病状や、親戚のことの変りなど、矢代に訊かれるまま話すだけだったが、こうして母と話している間だけ、あたりに光りの満ち和ぐ思いのするのが、円光に染って休んでいるようで愉しく、屈託のない暫くだった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
作例 · 標準
美しい音楽を聴くと、心が和む。
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彼の優しい言葉に触れて、怒りが少し和らいだ。
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悩み事を打ち明けたら、気持ちが和いで楽になった。
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