外輪山
がいりんざん
名詞
標準
outer rim of a crater
文例 · 用例
岩手山巓外輪山の夜明け方、 息吹きも白み競ひ立ち、三十三の石神に、 米を注ぎて奔り行く。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
そこは、サンムトリ山の古い噴火口の外輪山が、海のほうへ向いて欠けた所で、その小屋の窓からながめますと、海は青や灰いろの幾つもの縞になって見え、その中を汽船は黒いけむりを吐き、銀いろの水脈を引いていくつもすべっているのでした。
— 宮沢賢治 『グスコーブドリの伝記』 青空文庫
外輪山の頂上を外部へ越えてから、牧場の柵に捉ってだら/\下りに、長七郎山の晴れた眺めを見渡しながら、水楢や白樺の林のある尾根道を過ぎて朋不知坂という坂へ一足かゝると、わたくしはもう帰ると言い出しました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
南の外輪山を越したり峡間を抜けて吹いて来る風は、一吹き毎に無形の拳となり、霧の塊を湖面へ向けて投げつけます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
手頃の距離に霞んで望まれる地蔵、鍋割、鈴ヶ岳などいう馴染の外輪山。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
榛名山とは、榛名湖をめぐる山彙の總稱にして、烏帽子、鬢櫛、硯、掃部、氷室、摺碓など、みな舊噴火口の外輪山なり。
— 大町桂月 『冬の榛名山』 青空文庫
三原山外輪山の瓦色の黒ずんだ沙漠に出ると、横なぐりの大風で、遠くを歩いてゐるラクダのたてがみが、火の粉のやうに見えて寒く、一望の墨黒色の沙漠を見ただけでも體が固く冷えてしまひそうです。
— 林芙美子 『大島行』 青空文庫
四人乘れるのですが、外輪山をつゝきつて一人が五拾錢です。
— 林芙美子 『大島行』 青空文庫
作例 · 標準
阿蘇山の外輪山は、雄大な景色が広がるドライブコースとして有名だ。
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火山活動によって形成された外輪山の内側には、カルデラ湖が広がっている。
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あの町のすぐ近くには、噴火でできた美しい外輪山があるんだ。
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