思想史
しそうし
名詞
標準
文例 · 用例
該博な批評家の評註は実際文化史思想史の一片として学問的の価値があるが、そうでない場合には批評される作家も、読者も、従って批評者も結局迷惑する場合が多いように思われる。
— 寺田寅彦 『浅草紙』 青空文庫
基督が社會思想史上に重要なる地位を占めてゐることは明かである。
— 森鴎外 『古い手帳から』 青空文庫
『エンサイクロペジア・ブリタンニカ』十一版二十四巻に、スタンレイ・アーサー・クック氏が蛇崇拝を論じて、この問題は樹木崇拝の起原発達を論ずると等しく、一項ごとに人間思想史の諸問題を併せ解くを要し、事極めて複雑難渋だと述べ居る。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
彼の胸には思想史上の天才に対する尊敬と愛とが波打っているが、しかもそれらの天才において何が永遠なるもので何が一時的なるものであるかを本能的な確かさをもって感ずることができ、しかして彼の頭脳は感得されたものに新しき統一を要求する。
— 三木清 『語られざる哲学』 青空文庫
しかもミュトスの概念がこのやうに重要な意味を有したのは、思想史上|殆ど凡ての場合、一般に生成、従つてまた歴史の問題に関してであつたといふことは興味深きことであらう。
— 三木清 『ゲーテに於ける自然と歴史』 青空文庫
二葉亭はヘルチェンやバクーニンを初め近世社会主義の思想史にほぼ通じていた。
— 内田魯庵 『二葉亭追録』 青空文庫
ビュヒネル著物質と精力、ドーソン著近代思想史、ゴーリキー短篇集。
— 大杉栄 『獄中消息』 青空文庫
「伸子」の続篇として、一九二七年以後の二十年間の社会思想史の素描ともなる「二つの庭」、「道標」第一部、第二部がかかれ、目下第三部が執筆されている。
— 宮本百合子 『婦人作家』 青空文庫
ウィキペディア
思想史 は、思想の歴史。多くの場合、思想家や学者、政治家、民衆などが残した意見に関するテクストを扱う学問を指す。
出典: 思想史 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0