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帰期

帰期
名詞
1
標準
文例 · 用例
○万年橋はこの川の口に架れる橋にして、往時は匪徒を伊豆の諸島に流すに、この橋の畔と永代橋の畔より船を出すを例とし、かつこゝよりするものは帰期あるものと予定し、永代橋よりするものは帰期なきものと予定する習ひなりしといふ。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
「簡合春川」の詩に「漸迫帰程発※期、江城梅落鳥鳴時」と云ひ、「留別真野先生」の詩に「帰期已及百花辰、恨負都門行楽春」と云つてある。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
」 わたくしは上に西遊中の斎の未だ江戸に帰つてゐなかつたことは明で、其帰期は未だ冬に至らぬ前に既に迫つてゐたのである。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
君問歸期未有期    君にに帰期を問ふに未だ期あらず巴山夜雨漲秋池    巴山の夜雨秋池に漲る。
河上肇 閑人詩話 青空文庫
しかし私は起句を「君に帰期を問ふに」などと読まず、「君は帰期を問へども」と読む。
河上肇 閑人詩話 青空文庫
それに対して「君は帰期を問へども未だ期あらず」と云つたので、それを「君に帰期を問ふに未だ期あらず」などと読んでは、全く駄目になる。
河上肇 閑人詩話 青空文庫
「君は帰期を問へども未だ期あらず。
河上肇 閑人詩話 青空文庫
帰期を報らせに来た新造のお梅は、次の間の長火鉢に手を翳し頬を焙り、上の間へ耳を聳てている。
広津柳浪 今戸心中 青空文庫