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軽半

けいはん
名詞
1
標準
文例 · 用例
軽半島、海岸の僻村。
―――一幕三場 春の枯葉 青空文庫
軽半島の漁村の出である。
太宰治 新樹の言葉 青空文庫
或るとしの春、私は、生れてはじめて本州北端、津軽半島を凡そ三週間ほどかかつて一周したのであるが、といふ序編の冒頭の文章に、いよいよこれから引返して行くわけであるが、私はこの旅行に依つて、まつたく生れてはじめて他の津軽の町村を見たのである。
太宰治 津軽 青空文庫
二 蟹田 津軽半島の東海岸は、昔から外ヶ浜と呼ばれて船舶の往来の繁盛だつたところである。
太宰治 津軽 青空文庫
軽半島の東海岸は、山がすぐ海岸に迫つてゐるので、平野は乏しく、山の斜面に田や畑を開墾してゐるところも少くない状態なので、山を越えて津軽半島西部の広い津軽平野に住んでゐる人たちは、この外ヶ浜地方を、カゲ(山の陰の意)と呼んで、多少、あはれんでゐる傾向が無いわけでもないやうに思はれる。
太宰治 津軽 青空文庫
この山脈は津軽半島の根元から起つてまつすぐに北進して半島の突端の竜飛岬まで走つて海にころげ落ちる。
太宰治 津軽 青空文庫
はじめ天和、貞享の頃、津軽半島地方に於いて、日本海岸の砂丘数里の間に植林を行ひ、もつて潮風を防ぎ、またもつて岩木川下流地方の荒蕪開拓に資した。
太宰治 津軽 青空文庫
しかも、この津軽半島の脊梁をなす梵珠山脈は、扁柏ばかりでなく、杉、山毛欅、楢、桂、橡、カラ松などの木材も産し、また、山菜の豊富を以て知られてゐるのである。
太宰治 津軽 青空文庫