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雪解

ゆきげ
名詞
1
標準
snow melting
文例 · 用例
前面には阜のような山が二つ、小隆起をしている、赤沢岳頂上の三角点も、大空を指さしている、谷は次第に高くなる、高くなると共に蹙まって来て、雪の蜿ねり方も、波のように烈しいが、嘉門次の語るところに依ると、雪の下は大小の石塊ばかりで、雪解けがしたら、却って歩きづらくて堪まらないということだ。
小島烏水 槍ヶ岳第三回登山 青空文庫
測量標の直ぐ下は、野宿に適当な広い平地があって、それから凄まじいほど、垂直の断崖を作している、その下が雪田で、雪解の水は大樺の谷、それから小樺の谷へと、落ちているらしいが、そこまでは解らない。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
この辺の人が、セント・ジョルジ・ギルドの人たちのように、糸車を挽いて、木綿を手織って衣ているかどうかを知らないが、風呂の水も、雑用の水も、熔岩の下から湧く渓河から汲み上げて、富士の高根の雪解の水と雨水との恩恵の下に、等分に生きていることを思うと、富士の裾野の水々しさに、一倍の意義があると思われる。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
私が富士山の御殿場口と、須走口の間で見たのは、雪解の痕が砂を柔かく厚く盛り上げて、幾筋ともなく流れているのが、二合目または一合目辺で、力が尽きて停止したままの状態を示していた。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
雪解の水に漉されて沈澱した砂は、粒が美しく揃って、並の火山礫などとは、容易に区別が出来る。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
友人辻本工学士に拠ると信濃越中の国境に聳えている祖父ヶ岳は、「種蒔き爺さん」が笊を持った具合に現われるので、山腹雪解の頃、偃松が先ずその形に蔓って、出るのではないかという話である、偃松の仲間入は最もおもしろい。
小島烏水 雪の白峰 青空文庫
そうしたことには山の祖神として自分にわけも気持もあってしたことの解き開きを娘の神にとくと諾かして、根に持つ恨みを雪解の水に溶き流さすまではかの女の傍からは離れられない。
岡本かの子 富士 青空文庫
雪解の水は、岸から溢れそうにもれ上がっている。
黒島伝治 国境 青空文庫
作例 · 標準
暖かい日差しで、庭の雪解が急速に進んでいる。
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春の訪れとともに、雪解が始まり、川の水量が増した。
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雪解の時期は、どこか寂しさを感じる。
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2
標準
water from melting snow
作例 · 標準
雪解の水が小川に流れ込み、きらきらと輝いている。
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雪解の水は冷たく澄んでいて、命の恵みだ。
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この地域では雪解の水を利用して農業を行っている。
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