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むっと

むっと
副詞
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標準
文例 · 用例
四 或る雑誌の座談会の速記録を読んでいたら、志賀直哉というのが、妙に私の悪口を言っていたので、さすがにむっとなり、この雑誌の先月号の小論に、附記みたいにして、こちらも大いに口汚なく言い返してやったが、あれだけではまだ自分も言い足りないような気がしていた。
太宰治 如是我聞 青空文庫
」と乱暴極まる断定を下したので、僕は少しむっとして、「でも、詩人は言葉を新しくすると昔から言われているじゃありませんか。
太宰治 パンドラの匣 青空文庫
」 僕は、むっとした。
太宰治 パンドラの匣 青空文庫
」「兄さん、」僕は少しむっとした。
太宰治 正義と微笑 青空文庫
映画館を出てからは、急に尊大に、むっと不気嫌になって、みちみち一言も口をきかない。
太宰治 愛と美について 青空文庫
それから鼻のくろい子供が唇をむっと尖らせ、烈しい口調で相手に何か耳うちした。
太宰治 猿ヶ島 青空文庫
Alles Oder Nichts イブセンの劇より発し少しずつヨオロッパ人の口の端に上りしこの言葉が、流れ流れて、今では、新聞当選のたよりげなき長編小説の中にまで、易々とはいりこんでいたのを、ちらと見て、私自身、嘲弄されたと思いこみむっとなった。
――当りまえのことを当りまえに語る。 もの思う葦 青空文庫
昨年の会など、見ているうちに何だか少しむっとするような気がして来てとうとう碌に見ないで帰って来て、それきりもう二度とは入場しなかったくらいである。
寺田寅彦 二科展院展急行瞥見記 青空文庫