真反対
まはんたい
名詞-の形容詞形容動詞名詞
標準
exactly the opposite (of)
文例 · 用例
それを形態化さうなぞと思へばこそ額に皺も寄せるのだが、感ずることと造ることとは真反対のはたらきだとはよう云うた、おかげで私はスランプだ。
— 中原中也 『散歩生活』 青空文庫
すなわち、太刀川のいるところと真反対の一番隅に、老夫人がふかく腰をおろし、通路に近い方に酔っぱらいのリキーがすわっている。
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫
なるほど晴れ渡つた青空に浮く普賢眉の両山の眺めは、早崎海峡をひかえているだけに、雄大ではあるが、その真反対の北側の雲仙を永年見なれて来た私にとつては、何となくものたりない。
— 長谷健 『天草の春』 青空文庫
そういう点、ああして弟の省三さんとは始終議論して真反対のようですけど、それは現われ方が違うだけで、省三さんはああして政治的なことで、まるで気ちがいのように夢中になっている、舟木はそのサナトリアムの夢にとりつかれている――やっぱり兄弟なんです。
— ――Sの霊に捧げる―― 『冒した者』 青空文庫
それが、いかに自分だけはキショクが良くても、今日この事をよしとしていて、明日それと真反対のあの事をよしとして、イケシャアシャアとしている権利は無い。
— 三好十郎 『恐怖の季節』 青空文庫
どうぞ、あちらへ」 と、指さされたので、彼らは主人の秀治が行った方角とは真反対な、東門の方へ伴われていたのである。
— 第六分冊 『新書太閤記』 青空文庫
勝家も本音をふき、秀吉も肚を割って、二者の二説が、真反対に立って、はっきり対立をあらわすとなっては、いよいよそのいずれに拠るかは重大である――となすもののように、緘黙沈吟は、よけいに外皮の殻を厚くするばかりだった。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫
ここから西――朝陽と真反対な高地、ふじヶ根山の一端に、キラと、かがやくものがあった。
— 第十分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
君の意見は、僕のそれとは真反対だね。
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