転結
てんけつ
名詞
標準
文例 · 用例
実際この線香花火の一本の燃え方には、「序破急」があり「起承転結」があり、詩があり音楽がある。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
元来この四楽章構成は決して偶然なものではなくて、ちょうど漢詩の起承転結などにも現われまた戯曲にも小説にも用いられる必然的な構成法であって特に連句のみに限られたことではないのであるが、しかしその構成要素の音楽的な点から見て連句の場合ほど適切なる比較を許すものは他にはないのである。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
そうして序破急と言いあるいは起承転結と称する東洋的モンタージュ手法がことごとく映画編集の律動的原理の中にその同型を見いだすのである。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
「あれがこうだから、そうなり、結局こうなった」という起承転結のドラマは、我々の精神を持続的に立たせる支柱です。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
で今回は、気を引き締めて「承転結」だ。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
転結を添えて絶句にする気と見える。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
其転結に「五月久慈川上路、女児相喚采紅藍」と云つてある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
例の「豆日草堂集」の七絶の転結である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫