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名詞
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標準
文例 · 用例
この種の模様が「いき」に対する関係は、殺を免れた縞の部分的存在がいかなる程度で平行線の無限的二元性を暗示し得るかに帰する。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
雨景の中でぽうと呼吸をすひこむ靈魂妙に幽明な宇宙の中で一つの時間は消され一つの空間は擴大する。
萩原朔太郎 蝶を夢む 青空文庫
しづかな、電光の、殺する、まるで夢のやうな兇行だから市街に自動車は平氣ではしりどんな平和だつてみだしはしない。
萩原朔太郎 蝶を夢む 青空文庫
どんなにしても彼女は、この執拗な黒猫を殺してしまい、存在を殺しなければならないのだ。
萩原朔太郎 ウォーソン夫人の黒猫 青空文庫
時に猫族のもつあのすばらしい原始の本然のすがたを殺し、しかも猫の妙に誇張された特徴をしつかり掴んではゐるが、これは明かに彼の觀念の下郎に過ぎない。
萩原朔太郎 定本青猫 青空文庫
そして穹窿の盡きる涯には、一模糊たる地平線が浮び、その遠い青空には、夢のやうな雲が白く日に輝いてゐた。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
実に科学は、人生から「詩」を殺することにのみ、その意地あしき本務を持ってるように思われる。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
実に自然派の文学は、芸術から詩を殺し、一切の主観的精神を否定しようと企てた。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫