気の早い
きのはやい
表現形容詞
標準
hasty
文例 · 用例
それがまた喧嘩のはじまりで、気の早い富蔵は相手の横っ面をぽかりとなぐりつけると、藤吉はかっとなって富蔵の胸倉を引っ掴むと、そのはずみに喉を強く絞めたとみえて、富蔵はそのままぱったり倒れてしまったので、藤吉はびっくりして逃げ出した。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
その挙動が怪しいので、気の早い者はすぐに彼を引っ捕えて詮議すると、中間は奉納の鶏に餌をあたえているのだと云った。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
ヤコフ・イリイッチは更めて周囲を見廻わして、気の早い野郎だ……宜いか、是れからが話だよ、……イフヒムの云うにゃ其の人間って獣にしみじみ愛想が尽きたと云うんだ。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
朝ごとに河面は霧が濃くなってうす寒くさえ思われる時節となりましたので、気の早い一人の燕がもう帰ろうと言いだすと、他のもそうだと言うのでそろそろ南に向かって旅立ちを始めました。
— 有島武郎 『燕と王子』 青空文庫
もう気の早い信徒たちが二百人ぐらい席について待っていました。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
洟垂しが、俺は料簡が広いから可いが、気の早いものは国賊だと思うぞ、汝。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
小児の癖に気の暴い重蔵は、木挽の職人と何か喧嘩をした結果、同じく気の早い職人は「どうでも勝手にしろ。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
電報織田作之助 私は気の早い男であるから、昭和二十年元旦の夢をはや先日見た。
— 織田作之助 『電報』 青空文庫
作例 · 標準
まだ11月なのにクリスマスツリーを飾るなんて、ずいぶん気の早い話だ。
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「もう合格したつもりでいるのかい?」と、気の早い息子をたしなめた。
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桜の開花予想が出る前から花見の場所取りを考えるなんて、いくら何でも気が早すぎるよ。
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