来夫
らいおっと
名詞
標準
文例 · 用例
爾来夫の隠し事を密告し、また夫を殺す不貞の婦女をスレイ・カンゴク・メアス(金の孔雀女)と呼ぶと。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
この死によって私は、殊に近来夫婦関係というような事に就いていろいろの事を考えて来ましたが、私共の機械的な日常生活の中に、こんな深遠な境地が係らわっていることか、と深く深く胸を撲たれました。
— 宮本百合子 『有島さんの死について』 青空文庫
それ以来夫が帰って来るまで、千枝子はどんな用があっても、決して停車場へは行った事がない。
— 芥川龍之介 『妙な話』 青空文庫
信子はそれ以来夫に対して、一層優しく振舞ふやうになつた。
— 芥川龍之介 『秋』 青空文庫
そして固よりこの史的唯物論的叙述は、哲学が社会に於ける歴史的所産であると共に、そのためにも亦、元来夫が実在の模写であり、従って論理的所産であるという所以を、誤たずに典拠を示しながら実現して見せている。
— 戸坂潤 『読書法』 青空文庫
だが、今ここで、科学、ここでは自然科学が、単に社会的な一存在物であるだけではなく、元来夫が実在の反映、ここでは自然の模写、であったという根本的な約束を思い出さねばならぬ理由がある。
— 戸坂潤 『科学論』 青空文庫
そして弁証法的論理は、今述べた処で判るように、常に唯物論的なものでなくてはならなく出来ているのである(但し弁証法は何も論理に限らない、元来夫は存在の運動法則だということを注意しておこう)。
— 戸坂潤 『イデオロギー概論』 青空文庫
そうやって、元来夫が一定の政党を背景にした機関新聞ではないにも拘らず、その社会的機能に於ては、一定の政治的イデオロギーの機関として活動することも出来るということである。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫