諒察
りょうさつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
consideration
文例 · 用例
どうか悪しからず御諒察を願います。
— 寺田寅彦 『書簡(※)』 青空文庫
同じ日の夜に入つて、婿君から、先むじて親書が来て、――病床に臥してより、衣絵はどなたにもお目に掛る事を恥かしがり申候、女気を、あはれ、御諒察あつて、お見舞の儀はお見合はせ下されたく、差繰つて申すやうながら、唯今にもお出で下さる事を当人よく存じ、特に貴兄に対しては……と此の趣であつた。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
――これは幾重にも御諒察を願はしう存じます。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
同時に該カフェー・クロコダイルの醜い営業振りが悉く当局の手によって暴露される事になりましたが、詳細な点はまだ、発表を停められておりますから悪しからず御諒察を願います。
— 夢野久作 『冥土行進曲』 青空文庫
多少は読んだのだつたかも知れませんが、何も彼も濛つとしてゐてとりとめがありません、斯んな近事を誌すこと誠に汗顔の至りでありますが、何卒悪からず御諒察の程願ひます。
— 牧野信一 『今年の文壇を回顧する』 青空文庫
静子は、目下持上つてゐる縁談が、種々の事情があつて両親始め祖父までが折角勧めるけれど、自分では奈何しても嫁く気になれない、此心をよく諒察つて、好く其間に斡旋してくれるのは、信吾の外にないと信じてゐるのだ。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
靜子は、今持上つてゐる縁談が、種々の事情から兩親始め祖父までが折角勸めるけれど、自分では奈何しても嫁く氣になれない、此心をよく諒察つて、好く其間に斡旋してくれるのは、信吾の外にないと信じてゐるのだ。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
御良人の語られない不如意の大さも、諒察された。
— 宮本百合子 『白藤』 青空文庫
作例 · 標準
「こちらの諸事情をご諒察いただき、締め切りの延長を認めていただけないでしょうか。」
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相手の苦しい立場を諒察し、あえてそれ以上は追及しないことにした。
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何卒ご諒察のほど、よろしくお願い申し上げますと結ばれた手紙が届いた。
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