庭前
ていぜん
名詞
標準
garden
文例 · 用例
若者一個庭前にて何事をかなしつつあるを見る。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
さりとて用人の若御新姐、さして深窓のと云ふではないから、隨分臺所口、庭前では、朝に、夕に、其の下がひの褄の、媚かしいのさへ、ちら/\見られる。
— 泉鏡太郎 『片しぐれ』 青空文庫
其の一|日前の暮方に、千助は、團右衞門方の切戸口から、庭前へ※つた。
— 泉鏡太郎 『片しぐれ』 青空文庫
が、此はさすがに、井戸端で、名のり懸けるわけには行かない、さりとて用人の若御新造、さして深窓のと云ふではないから、隨分臺所に、庭前では朝に、夕に、其の下がひの褄の媚かしいのさへ、ちら/\見られる。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
其の一|日前の暮方に、元二は團右衞門方の切戸口から庭前へ※つた、座敷に御新造が居る事を豫め知つての上で。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
かの長生殿裡日月のおそき處、ともに※風の曲を唱するに當りてや、庭前颯と風興り、花ひら/\と飜ること、恰も霏々として雪の散るが如くなりしとぞ。
— 泉鏡太郎 『唐模樣』 青空文庫
ト玄関から、庭前かけて、わやわやざわざわ、物音、人声。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
渠の心は再び得堪うまじく激動して、その身のいまや殺されんとするを免れんよりも、なお幾層の危うき、恐ろしき想いして、一秒もここにあるにあられず、出刃を投げ棄つるより早く、あとをも見ずしていっさんに走り出ずれば、心急くまま手水口の縁に横たわる躯のひややかなる脚に跌きて、ずでんどうと庭前に転び墜ちぬ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
作例 · 標準
庭前には色とりどりの花が咲き乱れ、訪れる人の目を楽しませた。
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彼は毎朝、庭前を掃除し、植物の手入れをするのが日課だった。
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縁側から庭前を眺めながら、ゆっくりと茶を飲む時間が好きだ。
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