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押さえ手

おさえて
名詞
1
標準
osae-te (comp. karuta)
文例 · 用例
お徳の白状もあるのですから、すぐに宇三郎を召し捕ってもいいんですが、宇三郎という奴はなかなか食えない老爺らしいので、下手に当人を引き挙げて強情にシラを切っていられると面倒ですから、まず料理番の富蔵をおさえて、こいつの口から動かない証拠を挙げてしまおうと思ったんです。
むらさき鯉 半七捕物帳 青空文庫
鬢をおさえて戸につかまって、戸外を透したが、独言をした。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
」雪は頬を両手でおさえて微笑んだ。
太宰治 断崖の錯覚 青空文庫
たぶん大丈夫だと思うけどね、そこに乱暴な男がひとりいてね、もしそいつが腕を振り上げたら、君は軽くこう、取りおさえて下さい。
太宰治 グッド・バイ 青空文庫
青年は窮みなき空高くながめ、胸さくるばかりの悲哀をおさえて、ひそめし声に力を入れ、『必ず手紙を送りたまえ、今こそわが望みは君が心なれ。
国木田独歩 わかれ 青空文庫
まず医者が脈をおさえて時計を読んでいる時分から、そろそろこの笑いの前兆のような妙な心持ちがからだのどこかから起こって来る。
寺田寅彦 笑い 青空文庫
耳にさした管を両手でおさえて首をたれて熱心に聞いている花客を見おろすようにして、口の内で器械の音曲をささやいている主人は狐の毛皮の帽子をかぶったりしていた。
寺田寅彦 蓄音機 青空文庫
」 とおかあさんはないしょ話のような小さな声で、ぼくの両肩をしっかりおさえてぼくに聞いた。
有島武郎 火事とポチ 青空文庫
作例 · 標準
例句