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菊目

きくめ
名詞
1
標準
文例 · 用例
菊目石とて、菊形の紋理ある石、この溪谷より出づ。
大町桂月 上州沼田より日光へ 青空文庫
珊瑚礁が下の方から黒い影をして盛り上つてをるところもよく見えたし、もつと淺くなると海の底が太陽の光で白く光つて見え、そこに菊目石のやうな白珊瑚の固りや、枝を成した白珊瑚などがまるで林のやうに美しく海底に咲亂れてをるのがよく見えた。
海野十三(佐野昌一) 南太平洋科學風土記 青空文庫
円いのも、またま白玉でどうやらしのげるのに円い菊目石というようなものになったら、余り相すみませんものね。
一九四〇年(昭和十五年) 獄中への手紙 青空文庫
広場のつき当りに、一面平らな雪の白さに挑むように、紅白に塗りわけられたビザンチン教会がふくらんだ尖塔と十字架とで立ち、そのかたわらに、こっちの方はしぶい黄と緑で菊目石のようにたたみあげられた古い教会が並んでいる。
宮本百合子 道標 青空文庫