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南京錠

ナンキンじょう
名詞
1
標準
padlock
文例 · 用例
初めのうちは「後家さんが、どこかへ子供を生みに行ったんだろう」なぞと暢気なことを云っていたが、あんまり様子が変なので、とうとう駐在所の旦那がやって来て、区長さんと立ち合いの上で、裏口の南京錠をコジ離して這入ってみると、中には人ッ子一人居ない。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
時たま活動を見に行く事もあったが、その時は、隣家の店に居る泊り込みの小使い爺さんに留守を頼んで、表から南京錠をかけて行った。
夢野久作 鉄鎚 青空文庫
霜の真白な町伝いに取引所前の店に帰ってみると、表の扉は南京錠をかけたままになっていた。
夢野久作 鉄鎚 青空文庫
いけない、と思つて入口のガラス戸に走り寄つたら、果して、その戸に小さい南京錠が、ぴちりとかかつてゐるのである。
太宰治 津軽 青空文庫
いよいよ帰ることにきめて、バスの発着所のベンチに腰をおろし、十分くらゐ休んでまた立ち上り、ぶらぶらその辺を歩いて、それぢやあ、もういちど、たけの留守宅の前まで行つて、ひと知れず今生のいとま乞ひでもして来ようと苦笑しながら、金物屋の前まで行き、ふと見ると、入口の南京錠がはづれてゐる。
太宰治 津軽 青空文庫
そして、太鼓の掛る鍵輪の個所には小さな、新しい南京錠が降してあるのを、私は見出した。
牧野信一 泉岳寺附近 青空文庫
木戸の方から、生い繁った雑草を踏んで戸袋のところの南京錠をあけようとしていると、何か私たちの足もとに触わったものがある。
原民喜 吾亦紅 青空文庫
囚房の建物の入口は厚い板戸になっていて、大きな南京錠がかかっています。
――栃木の女囚刑務所を訪ねて 新生の門 青空文庫
作例 · 標準
自転車の盗難を防ぐために、頑丈な南京錠を二重にかけることにした。
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パリのポン・デザール橋には、恋人たちが愛を誓って南京錠をかける光景が見られる。
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錆びついて開かなくなった南京錠を、潤滑油を使って慎重に回してみる。
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