草生
そうせい
名詞
標準
文例 · 用例
鐘楼は柱に蔦からまり、高き石段に苔蒸し、棟には草生ゆ。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
だからここまで下りて来て、草生の中を連戻してくれないか。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
草生の坂を上る時は、日中三時さがり、やや暑さを覚えながら、幾度も単衣の襟を正した。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
真向うは空地だし、町中は原のなごりをそのまま、窪地のあちこちには、草生がむらむらと、尾花は見えぬが、猫じゃらしが、小糠虫を、穂でじゃれて、逃水ならぬ日脚の流が暖く淀んでいる。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
因みに、私が当時ひそかに胸を焦がしていた少女に、彼等煙草生徒も眼をつけていたのだ。
— 織田作之助 『中毒』 青空文庫
山逕の磽※、以前こそあれ、人通りのない坂は寸裂、裂目に草生い、割目に薄の丈伸びたれば、蛇の衣を避けて行く足許は狭まって、その二人の傍を通る……肩は、一人と擦れ擦れになったのである。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
石垣にサフランの花咲き、雑草生ゆ。
— 泉鏡花 『山吹』 青空文庫
それから路を折曲って、草生の空地を抜けて、まばら垣について廻って、停車場方角の、新開と云った場末らしい、青田も見えて藁屋のある。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
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草生(くそう)は岡山県赤磐市の町丁である。郵便番号は701-2502。
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