幻辞.com

辿々しい

たどたどしい
形容詞頻度ランク #43342 · 青空 19
1
標準
faltering
文例 · 用例
」 俊吉は、外套も無しに、番傘で、帰途を急ぐ中に、雪で足許も辿々しいに附けても、心も空も真白に跣足というのが身に染みる。
泉鏡花 第二菎蒻本 青空文庫
」 と、あとへ退って、南面に、不忍の池を真向いに、高欄の縁下に添って通ると、欄干の高さに、御堂の光明が遠くなり、樹の根、岩角と思うまで、足許が辿々しい
泉鏡花 白花の朝顔 青空文庫
勿論江戸時代、寛政、明和の頃に、見もし聞きもした不思議な話を筆写したものでありますが、伝写がかさなっているらしく、草行まじりで、丁寧だけれども筆耕が辿々しい
泉鏡花 雪柳 青空文庫
以上、老母からの手紙は、辿々しい文ではあるが、大丸という大呉服店を通して、そのうらのお店ものの奴隷生活がうつしだされている。
長谷川時雨 大丸呉服店 青空文庫
書物よりの影響は勿論、日本の文人を動して、奈良朝に出入して、既に浦島子傳・柘枝傳に辿々しい模倣の筆つきで、我が國固有の神女・人間婚合の物語を書かしめた。
まれびとの意義 國文學の發生(第三稿) 青空文庫
喜多村のおでこのイボを見乍ら、年のせいか辿々しいのも、好きな人だから腹も立たず、午前九時半頃迄やり、ヘタ/\と床についた。
昭和十四年 古川ロッパ昭和日記 青空文庫
年寄の歩みはたどたどしいにしても翁は次いで三日も歩んだ麓の幅を計ることはできなかった。
岡本かの子 富士 青空文庫
科学も文学も等しくこの未来の「学」の最後のゴールに向かってたどたどしい歩みを続けているもののようにも思われるのである。
寺田寅彦 科学と文学 青空文庫
作例 · 標準
「娘が初めて書いた『パパ大好き』という辿々しい文字を見て、思わず涙がこぼれた。」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「海外旅行で、現地の言葉を使って辿々しい発音で注文を試みたが、何とか通じたようだ。」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「新入社員の辿々しい電話応対を、先輩が後ろからハラハラしながら見守っている。」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview