不渡り
ふわたり
名詞頻度ランク #44239 · 青空 12 例
標準
dishonouring (a bill)
文例 · 用例
月給の不渡りと、食糧の欠乏と、張宗昌の無理強いの戦闘に、却って戦意を失ってしまった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
それはその午後、思いがけない結果が訪れ、あたら動坂三郎をして、その捨台辞を不渡りにさせちまった。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
私は小切手のことは皆目知らないが、不渡りかどうか、交番で鑑定のつく品物ではなさそうだ。
— 東京ジャングル探検 『安吾巷談』 青空文庫
しのぶ文字摺、しのぶの里月の輪のわたし瀬の上佐藤|荘司が旧跡飯坂の湯桑折の駅伊達の大木戸鐙摺、白石の城 笠島の郡に入ると、実方中将の遺跡、道祖神の祠をたずねなければ、奥州路の手形が不渡りになる。
— 白雲の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
幕府廃止以来、世態の急激な変化は兵庫奉行の逃亡となり、代官手代、奉行付き別隊組兵士なぞは位置の不安と給料の不渡りから多く無頼の徒と化したことを告げた。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
新政府の官札は不渡りでないまでも半額にしか通用しないし、今までどおりの雇い銭の極めじゃ人足は出て来ないし……でも、捨て置くべき場合じゃないと思いましたから、宿内のことは九郎兵衛(問屋)さんなぞによく頼んで置いて、早速福島のお役所へ飛脚を走らせる、それから半分夢中で落合までかけて行きました。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
金札不渡りのため、福島総管所が百方周旋の結果、木曾谷へ輸入されるはずの大井米が隣宿落合まで到着したなぞの件だ。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
これがその後ザルニーツィナから、七等官チェバーロフの手へ渡っているが、もう期限がきれて不渡り手形になっている。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
ウィキペディア
不渡り(ふわたり)とは、手形や小切手において支払期日を過ぎても債務者から債権者へ額面金額が引き渡されず決済できないことを言う。
出典: 不渡り — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0