纎弱
纎弱
名詞
標準
文例 · 用例
馬鹿めが、)と猪口を叱って、茶碗で、苦い顔して、がぶがぶと掻喫う処へ、……色の白い、ちと纎弱い、と云った柄さ。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
然し、春枝夫人と日出雄少年とは私が堅く友に保證して居る人、且は纎弱き女性と、無邪氣なる少年の身であれば、先づ此二人をば避難せしめんと頻に心を焦てたのである。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
婦人ガ男子ト等シキ牛馬ノ勞働ニ服スベキ者ナラバ天ハ彼ノ心身ヲ優美纎弱ニ作ラズ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
私が米國に留學中に極く纎弱な優美な、恰かもシャンペン酒の看板にでもなりさうな美人の繪を手本にして畫を描いたことがあるが、ブリッヂマンといふ教師はそれを見て、之れならば全然洗濯女である。
— 荻原守衞 『彫刻家の見たる美人』 青空文庫
お前は到底も此樣な纎弱なものには適しないといはれたことがあるが、何うしても其の人の人格は隱す譯にはゆかぬ。
— 荻原守衞 『彫刻家の見たる美人』 青空文庫