新注
しんちゅう
名詞
標準
文例 · 用例
新注の大いに優っていることを覚える。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
新注に「(楊朱の自愛主義、墨子の兼愛説のようなのもが是なり」『朱子注』と解くのも、また必ずしも適当でない。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
糖尿病の新注射薬だそうです。
— 小酒井不木 『謎の咬傷』 青空文庫
それが徳川時代に宋以後の朱子の學問が行はれまして一般に擴まりましたが、古注の學問は貴族の學問であり、新注の學問は一般國民の學問であります。
— 内藤湖南 『應仁の亂に就て』 青空文庫
此新注の學問が應仁の亂の頃から弗々起つて來ました。
— 内藤湖南 『應仁の亂に就て』 青空文庫
後醍醐天皇の時に玄惠法印が新注の講釋をしたと言はれてゐますが、後醍醐天皇のお考は、單に凡ての古來の習慣を打破しようといふのであつて、其御考は失敗に終りましたが、さういふ御考へ、即ち古來の習慣を打破しようとされた御遺志が應仁の亂の上に現はれてゐると言つていゝのであります。
— 内藤湖南 『應仁の亂に就て』 青空文庫
是は南北朝時代から新注が流行つて大學中庸といふものが禮記の中から特別に拔き出されて尊重されて、それが清原家の學問にも響いて來た結果、かういふ話が出來たのではなからうかと思ひまして、なくなられた田中義成さんに申しました所が、是は贋せ物だ、當時の人の作り話しだらうといふ田中さんの考でありました。
— 内藤湖南 『應仁の亂に就て』 青空文庫
足利時代から大學、中庸に限つて新注を採用したのであります。
— 内藤湖南 『應仁の亂に就て』 青空文庫
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新注(しんちゅう)とは、注釈(注釈書)の中で古注(古注釈)と比べて時代ないし内容がより新しく研究史上で画期となる特定の注釈書、乃至はそれ以降の一群の書物のこと。注釈する分野によってどのような範囲のものを「新注」と呼ぶのかは専門分野の研究者の間で共通理解のための用語として決まっている場合もある。
出典: 新注 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0