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海側

うみがわ
名詞
1
標準
seaward side
文例 · 用例
いちど、津軽半島の日本海側の、或る港町に遊びに行ったが、それとて、私の疎開していた町から汽車で、せいぜい三、四時間の、「外出」とでも言ったほうがいいくらいの小旅行であった。
太宰治 青空文庫
それでも念のために窓から表をのぞくと、伊勢屋の店は海側で、裏二階の下はすぐに石垣になっていた。
張子の虎 半七捕物帳 青空文庫
たしかに、海側を走る十六号線と、山側を走る一号線という二本の国道にはさまれた、あるいは、内陸を走る国鉄と、海沿いを走る私鉄にはさまれたこの一帯は、あまり人の住まないところで、低い山が折り重なり、そのあいだに複雑な谷間がひろがっている。
第1章 ローラーコースター、1966年 45回転の夏 青空文庫
その朝、警報が出たことも正三はまるで知らなかったのだが、ラジオが一機、浜田(日本海側、島根県の港)へ赴いたと報じたかとおもうと、間もなくこれであった。
原民喜 壊滅の序曲 青空文庫
その朝、警報が出たことも正三はまるで知らなかつたのだが、ラジオが一機、浜田(日本海側、島根県の港)へ赴いたと報じたかとおもふと、間もなくこれであつた。
原民喜 壊滅の序曲 青空文庫
その時に裏手の少し離れた日本家に住んでいたロスコー家のコック兼、小使の東作という老人は、奇怪にも酒に酔払って、そこから二百|米突ばかり隔った半島の突端、外海側に在る低い、小さな岩山の上の、生い茂った草原の中にグーグー眠っていた……というのが事件の発端であった。
夢野久作 S岬西洋婦人絞殺事件 青空文庫
事実日本海側の海上交通は早く開かれて、津軽海峡を通り越し、少し太平洋側に出てから、東側を北に上って来た文化と出会っているのである。
柳田国男 故郷七十年 青空文庫
このアユも日本海側できくアユの風のアユと同じ意味であろうし、チは風のことで、つまりごちそうをもって来る風という意味であった。
柳田国男 故郷七十年 青空文庫
作例 · 標準
例句