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顔の道具

かおのどうぐ
表現名詞
1
標準
facial features
文例 · 用例
彼女はばらばらになった顔の道具をたちまちまとめて、愛嬌したたるような媚びの笑顔に造り直した。
岡本かの子 老妓抄 青空文庫
人種の差から免れ難い顔の道具の形や居ずまいだけがこのような差別の原因であろうか、何かもっとちがったところに主要な原因があるのではあるまいかと考えてみた。
寺田寅彦 電車と風呂 青空文庫
エイゼンシュテインは特に写楽のポートレートを抽出して、強調された顔の道具の相剋的モンタージュを論じているが、われわれは広重でも北斎でも歌麿でもそれぞれに特有な取り合わせの手法を認めることができるであろう。
寺田寅彦 映画芸術 青空文庫
軽部は体の小柄な割に、顔の道具立てが一つ/\大きく、眉毛が太く、眼は近眼鏡のうしろにギョロリと突出し、鼻の肉は分厚く鉤鼻であった。
織田作之助 青空文庫
顔の道具立は如何にも調和を失して居る、奇怪である、余程混雑して居る。
石川啄木 雲は天才である 青空文庫
眼も鼻も口も、すべての顔の道具立てが極端に大きくてしかも平べったく、人間のものとは思われないような感じを与えるのである。
島木健作 青空文庫
丈の高いのと、面長な顔の道具の大きいのとで、押出しが立派であったが、色沢がわるく淋しかった。
徳田秋声 青空文庫
一寸見た場合、完全な顔の道具だてを持っている者よりは、大きな痣でも頬にある者の方が人目を欹てしめる。
宮本百合子 男女交際より家庭生活へ 青空文庫
作例 · 標準
彼女は顔の道具が一つ一つ大きく、華やかだ。
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若い頃は顔の道具を気にしていたが、今は気にならない。
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その漫画家は、登場人物の顔の道具をデフォルメして描くのがうまい。
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