補充兵
ほじゅうへい
名詞
標準
reservist
文例 · 用例
その跫音が聞えて二三日するときっと武器庫から被服が運び出されて、それを著て新しい補充兵が出征するのであった。
— 田中貢太郎 『戦死者の凱旋』 青空文庫
長谷川君はそれに就いて、「二三日すると戦死の知らせとともに、新しい補充兵が出かけて往くから妙です、今でもはっきりその跫音が耳に残っております」 と云った。
— 田中貢太郎 『戦死者の凱旋』 青空文庫
既にその頃、愛人と同居していた岩井繁雄は補充兵として留守隊で訓練されていたが、やがて除隊になると再び愛人の許に戻って来た。
— 原民喜 『翳』 青空文庫
Aが去った場合にはB、Cが去った場合にはDというふうに補充兵を普段から用意しておくならば引抜きの不安などはどこかへ消し飛んでしまうであろう。
— 伊丹万作 『映画界手近の問題』 青空文庫
)広島の野砲隊、三カ月の補充兵役である。
— 伊丹万作 『私の活動写真傍観史』 青空文庫
大学を出てやっと就職したかと思えば、昭和十二年、日本軍閥の中国に仕向ける侵略戦争はとめどがなくなり、ぼくも補充兵として召集を受け、半年足らず原隊で人殺しの教育を受けてから北支の前線に引張りだされた。
— 田中英光 『さようなら』 青空文庫
それは見るからに、重大任務をやりとげるのに充分な人達とは、お世辞にも、云えなかったが、壮年男子は、予備後備といわず補充兵役にあるものまでが召集され、北満、極東方面に労農ロシア軍と戦い、或いはフィリッピン群島、東北地方北海道に、米国軍と対峙している今日、贅沢を云うわけにはゆかなかった。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
二人は志願兵であるが、一人は委託された教育補充兵で、ある人物にたのまれたのである。
— 田園ハレム 『安吾巷談』 青空文庫
作例 · 標準
戦争が長期化すると、補充兵として徴兵される若者が増えた。
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補充兵の訓練は、現役兵に比べて短期間で行われることが多い。
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有事の際には、補充兵が部隊の戦力を補う重要な役割を果たす。
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